年を重ねるということ (長谷川京子さんの言葉)

最近よく考えることがあります。日々、子育てだけでも鬼のように忙しい。仕事だって任されることや責任が大きくなってきて、それに費やすパワーが必要になる。もちろん、その分やりがいという楽しさが伴ってくるのだけど。
どんな状況であっても、まだまだ、これからが勝負なのに体が思うように動かない。体の調子が悪いと気分も落ち込んでしまう。
何度も言わせてもらいますが、20代の頃はどんなに疲れても、寝不足でも、頑張れた。つらいけど、それでも美談になって「忙しいわたし」「頑張ってるわたし」に酔いしれることができました。
さあ、今はどうだろう。
……頑張れない。

39歳になり、40代という年齢がわたしの意識にグッと入ってきた途端、何と言ったらいいのかわかりませんが「あ、来たな」という言葉がスッと体に降りてきました。
「今までどおりにはいかないぞ」
という感覚。今までだって体に気を遣ってきましたが、もう1ランク意識を深く、掘り下げないといけないような気がする。

誤解しないでくださいね。
わたしは40代に突入するのが楽しみなんです。それはわたしの周りの40代の女性たちがとても輝いているから。ユーモアがあってお茶目でタフで、とても楽しそう。
わたしもそうなれるために、伸びしろが必要。伸びしろのある人と思われたい!
だから日々の体力のベース作り、健康管理が必要だと切実に思う今日この頃なんです。

さて、以前、ママ友が「わたしたちって白鳥みたいよね」と言ったことを思い出しました。誤解しないでくださいね、白鳥のように美しいと言いたいわけではなくて。「白鳥のように水面から出ている部分は優雅に見せているけど、水面下では足、バタバタさせてますよ、必死なんですよ」という意味です。
なるほど、女性が年を取るということは、白鳥になるということなのね。
水の中で一生懸命バタバタもがくから、でもそれを見せないようにするから、その一生懸命さが女性の背景の一部にうっすらと出てくるから、その人なりの深みや人間性を作る。なるほど、なるほど。
ね、年を重ねていくって意外と楽しいことじゃないですか。そう自分におまじないのように言い聞かせたある日のことでした。

( 長谷川京子さんのおいしい歳時記 / LEE 10月号より抜粋)


この文章があまりにも今の私の気持ちを代弁してくれていたので自分用メモとして残しておく。
無理をしないことと、努力しないことはイコールじゃない。何歳になっても、できる範囲で頑張れることは頑張りたいし、それが自信に繋がることを私も知ってる。時々休憩を入れつつ、ね。

haha note

日々思うことと、気になるあれこれ

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