生活は続くもの
「家の中を整える」という言葉が好きだ。
疲れている時にやる家事は、どうしても「やらなければならない」という自己犠牲の感情が芽生えてしまうけど、気持ちに余裕があるとそれほど苦にならない。
だから、平日の慌ただしさをリセットするためにも、私は淡々と家事をこなして、家の中の空気がさっぱりと入れ替わるような休日の過ごし方がとても好きだ。もちろんたまには気分を変えて外出したいけど。
この週末は、先月の寒さが嘘のように暖かくなり、とても過ごしやすかった。
わざわざ公園などに足を運ばなくても、目の前に広がる風景を見れば、春がすぐそこまで近づいているのは一目瞭然だ。嬉しくなって、家中に掃除機をかけ、布団を干し、洗濯をした。適度に身体を動かすとやはり気持ちが良い。
宿題を済ませた子供達が外遊びをする傍らで、義父は庭の雪囲いを片付けて、義母は春に向けて畑を整えていた。夜は家族みんなで旦那さんが揚げてくれたトンカツを食べた。
「生活」とは否応なしに続くものだ。
華やかさはなくとも、毎日がささやかに幸せであることに感謝しつつ、明日から始まる新しい一週間をまた頑張ろうと思った。
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